冬
H
ome
B
ack
枯れ野見ゆ 病棟の壁 ただ白し
冬の旅
車窓静かに 遠き日へ
野良犬の 目は虚ろぎし 枯れ野道
水仙の 日溜りひとつ 無人駅
文庫読む 窓の向こうは クリスマス
冬銀河 無量の闇の 重さかな
仕事だと 受話器置きたる クリスマス
すべからく 神の宿りし 冬銀河
お帰りの
声高くなり クリスマス
小春日の 日曜なれば 遠回り